2018.03.25 Sunday
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三上 延 KADOKAWA/アスキー・メディアワークス ¥ 616 (2014-12-25) |
質問するのは難しい。何が謎か、は多くの場合分からない。
求めるものがあるのは嬉しいことだ。
先刻こゝへ来る汽車の中で、私はこの貴婦人の身の上話を聞かされた。何でも元は『芸妓』であつたのが、大臣の椅子を覗ふ一外交官に白羽の矢を立て、首尾よく令夫人に納まるのに成功し、今日江戸を代表して、公式の外国使節等を歓待する役目を仰せつかつてゐるといふ噂である。
「アルケミスト」もそうですが、己の心中に神を見る神秘思想にとって、“宝は我が家にあり”という教訓を含む味噌買橋の話は、とても相性がいいのでしょう。私は友(なる神)を熱心に力の限り捜し求めよう
求める必要などなかったのだと悟ることができるまで
世界中を経巡らぬ限り、あの<神は汝とともにあり>
という言葉がどうしてわが耳に入ろうか
長い旅を重ねたあとでなければ、あの<神は汝とともにあり>
の秘密をどうして理解できようか