2018.03.25 Sunday
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そこが算法のいいところ。だれがなんといおうと、正しい答えは正しいのだから
あなたは 僕が特別な存在だって思わせてくれました
彼らの作品は技術的に優れていたか?答えはノー。彼らの手書きの原稿をちらっとのぞいた限りでは、どの子もスペリングのコンテストで優勝したことはなさそうだ。
だがその一方で、筋道は通っていたか?答えはイエス。
自分にとって意味があることについて書いていたか?答えはイエス。
読者をひきつけるような書き方をしていたか?イエス。
ちゃんとものを考えていたことが、作品からわかったか?イエス。
それに、だれも自分の母親をビッチ呼ばわりしていなかった。
「大事なことはひとつです。あの子たちは、だれかにとって、自分が意味のある存在だと感じたいんです。」
本の中では触れませんでしたが、ここでうち明けます。少年たちのおかげで、じつは、私は子どもをもつ決心をしました。これについては、彼らに心から感謝しなければならないと思っています。(謝辞より)
この『唐宋伝奇集』は、中国でいう「古小説」のうち、唐、宋の、いわゆる「伝奇」(伝奇物語)から選択して翻訳し、注をつけたものである。